ニードル脱毛の歴史と脱毛の仕組み、なぜ人気が低迷したのか?
医療レーザー脱毛よりも確実な永久脱毛効果があると言われているのがニードル脱毛です。
しかし、脱毛クリニックでもメニューで見かけることはほとんどありません。
優れた脱毛効果がありながら、なぜニードル脱毛は人気が低迷したのか、歴史や脱毛の仕組みを振り返りながら検証してみましょう。
|ニードル脱毛の歴史
脱毛方法の中でも、もっとも古い歴史を持つニードル脱毛は100年以上前にアメリカで誕生しました。
当初は逆さまつげの治療のために開発されたのですが、ムダ毛に処理にも応用できることから徐々に脱毛方法として広まっていきました。
光脱毛やレーザー脱毛が誕生する前から行われていたので、その歴史は非常に長く、永久脱毛効果もしっかり確認されています。
ちなみに日本で医療レーザー脱毛が開発されたのは1996年ですから、ニードル脱毛がいかに古くから行われていたかがわかりますね。
|ニードル脱毛の仕組み
ニードル脱毛は、絶縁針という先端からしか電気が放出されない特殊な針を使って施術をします。
この針を毛穴に差し込み、微弱の電流を流して毛乳頭細胞を破壊します。
ムダ毛は毛乳頭細胞が細胞分裂を繰り返すことで成長します。
細胞をダイレクトに破壊するので、永久脱毛効果が得られるのですね。
またニードル脱毛は日焼けした肌でもほくろがあっても施術できます。
1本ずつ処理するので、毛質を選ばず確実に脱毛出来るのもニードル脱毛ならではの効果です。
|人気低迷の理由
永久脱毛効果があり、さらに肌質も毛質も選ばず施術ができるのに、なぜ今はほとんどのクリニックで実施されていないのでしょうか。
理由は4つ考えられます。
- 痛みが強すぎて我慢できない
- 施術に時間がかかりすぎる
- 1本ずつ施術するため料金が高い
- 広範囲の脱毛だと体に負担がかかる
中でも、一番の理由は痛みでしょう。
男性のヒゲのニードル脱毛は悶絶ものだと言われます。
ニードル脱毛では針を直接刺すので、かなり強い痛みがあります。
数箇所であれば我慢出来るかもしれませんが、たくさんのムダ毛となると相当辛いですね。
そのため、人気が低迷するのはしょうがないことかもしれません。
永久脱毛できるのは魅力ですが、それよりも負担が大きいのでニードル脱毛はほとんど行われていないのですね。